Rocked in the Cradle of the Deep
たゆとう小舟

原詞:E. H. ウィラード・作曲:J. P. ナイト
訳詞と歌:三宅忠明/朗読:三宅将之


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

たゆとう小舟 1909


訳詞:近藤朔風


たゆとう小舟に 霊能(みちから)たよりて
波の上(え)うらうら 入らばや眠りに
み恵みあまねし まもらせ給(たま)わめ
安らかに眠らな たゆとう小舟に
安らかに眠らな たゆとう小舟に


夜嵐吹くとも 知らずよ愁いは
荒波逆巻き この身は沈むも
久遠(とわ)なる生命は 神こそ給わね
安らかに眠らな たゆとう小舟に
安らかに眠らな たゆとう小舟に


近藤朔風の「たゆとう小舟」は、明治42(1909)年に『名曲新集』に載りました。私は中学の音楽で習いましたが、難しい歌だなという印象でした。原詞を書いたのはアメリカ人の教師で学校経営者のエマ・ハート・ウィラード(Emma Hart Willard、1787−1870)という女性ですが、1831年、ヨーロッパからアメリカに帰国の途中、大西洋上で書いたといわれています。当時のことですから、木造の帆船ですね。台風やハリケーン(大西洋)の発生状況も進路も分らぬ時代ですから、船客にとって暴風に出会うということは、大変な衝撃と不安にさいなまれる出来事でした。当然死を覚悟しなければならなかったでしょう。すがるものといえば、神のみです。以前に紹介した「アメージング・グレース」(Amazing Grace)を作詞したジョン・ニュートンも奴隷船の船長をしていたとき、難船し神に祈りました。祈りが通じて救われたと思った彼は、回心して聖職者になりましたね。この主人公もきっと神に祈りながら、この詩を書いたことでしょう。
朔風の訳詞は大分雰囲気こそ違いますが、作者の思いは十分伝わってきます。語学の天才であった朔風の面目躍如といったところです。曲をつけたのはイギリス人のジョセフ・P. ナイト(Joseph P. Knight,1812-1887)ですが、歌詞が書かれた数年後のことです。これが機縁となって、ナイトはしばらくウィラード女史の経営する学校で音楽教師を勤めたそうです。以下は語句の解説です。
Rocked in the cradle of the deep「海原に浮かぶ揺りかごに揺られて」、神にとっては大きな船も小さな揺りかごも同じ、というわけです。I lay me down=I lie down、lie(自動詞)とlay(他動詞)それぞれの用法と活用に注意。なお、I lay me down in peace to sleepは聖書(旧約)からの引用です。Secure「安心して」、slight「軽んじる、ないがしろにする」、call「(救いを求めて)呼ぶ声」、mark「気に留める」、in the dead of night「真夜中に」、trackless「境目のない」、The star-bespangled heavenly scroll「星を散りばめた天の絵巻き物」、I feel thy wondrous power to save From perils of the stormy wave「嵐の海の危険から救う驚くべき神の力を感じる」とは、航海中に嵐に遭っても、神を信じてこの身を委ねようと言っているわけです。such the trust that still is mine「私はなおも固く信じている」、the tempest's fie'ry breath「嵐の猛威」、 Rouse me from sleep to wreck and death「眠りから覚まし、難船と死に導く」、In ocean cave「大洋の祠(ほこら)、片隅」、The germ of immortality「不滅の兆し」。