The Last Rose of Summer
庭の千草

作詞:トマス・ムーア/アイルランド民謡
訳詞と歌:三宅忠明/朗読:三宅将之


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

庭の千草  作詞:里見義
 
庭の千草も、虫の音も、
かれてさびしく、なりにけり。
ああ白菊、ああ白菊。
ひとりおくれて、さきにけり。
 
露にたわむや、菊の花、
霜におごるや、菊の花。
ああ、あわれあわれ、ああ、白菊。
人のみさおも、かくてこそ。


 おなじみの「庭の千草」は、明治14年から17年にかけて出た日本最初の音楽教科書(『小学唱歌集』第3編、1884)に「菊」として載りました。アイルランドの民謡ですが、日本語の作詞は当時の国文学者・里見義(ただし、1824−1886)が担当しました。うしろに日本語訳を紹介しますが、上の歌詞は原詞とはかなり異なったものになっていますね。歌い方にしても、修飾音符があったりして結構むずかしい歌です。明治の小学生たちはいったいどのように歌ったのだろうか、また歌詞にしても、「人のみさおも、かくてこそ」など、どのように解釈したのだろうかと想像してしまいました。ここにあげた原詞は、このサイトにすでに紹介した'Believe Me, If All Those Endearing Young Charms'(邦題「春の日の花と輝く」)と同様、アイルランド18世紀生まれの詩人トマス・ムーア(Thomas Moore, 1779-1852)の作です。庭に一輪だけ咲き残っているバラの花を見てその心情を推し量り、人間社会とわが身になぞらえました。人間誰しも長生きしたいという願望は持っていますが、長生きすればするほど、友人や家族、特にこれ以上悲しい、辛いことはない、子や孫に先立たれる可能性も増すわけです。誰でも見過ごしてしまいそうなバラ一輪を見てここまで想像するとは、さすがは詩人ですね。以下は語句の解説です。
Left「取り残されて」、beingが省略された過去分詞で分詞構文です。companions「仲間たち」とはもちろん既に散ってしまったバラのことです。her kindred「彼女の親族」とは、これもバラのことです。nigh=near、reflect back her blushes「美しかった姿を思い起こす」、give sigh「ため息をつく」、うしろのfor sighは強調。thou lone one=you lonely onethouoneは同格です。pine on the stem「茎にくっついて嘆いている」、the lovely「美しいもの」、the+形容詞は名詞(複数扱い)。leaves「花びら」、thy=your、Lie scentless and dead「香りも失せ、死んで横たわる」、friendships=friends、decay=die、Love's shining circle「愛の光り輝く輪」とは、家族や親しい友人たちのこと。次のgemsもほぼ同義。drop away=are gone「いなくなる」、lie withered=die、are flownも同義です。Oh! Who would inhabit This bleak world alone?「おお、この寂しい世界に、どうしてひとりで生きられようか」、絶対に生きられはしない、という意味の反語です。inhabitは他動詞です。