Old Black Joe
オールド・ブラック・ジョー

作詞・作曲:S.フォスター/訳詞:三宅忠明


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

 アメリカの生んだ大人気作曲家S.フォスター(S.C. Foster, 1826-1864)は、37年余りの生涯で200曲以上を作詞・作曲しましたが、そのほとんどがアメリカ南部の大農場に働くアフリカ系住民の生活、心情を歌ったものでした。どの歌からもフォスターの彼らに対する深い愛情と同情が伝わってきます。
 「オールド・ブラック・ジョー」は櫻井雅人・一橋大学教授にうかがったのですが、当初は顔を黒く塗ってアフリカ系住民に扮した白人のコーラス・グループなどによってよく公演され人気を博したそうです。ところが20世紀半ばになって、かつての奴隷制度を思い起こさせるからという理由で、公の場では急に歌われなくなりました。奴隷制度は確かに人類史上の恥部ですが、それを包み隠すために、非常によいものまで否定するのは考えものですね。むしろ、人類として反省するためにも、フォスターの歌などはどんどん奨励すべきだと、私は思います。
 わが国へは明治時代以来、その多くが紹介されましたが、この「オールド・ブラック・ジョー」はかつて音楽教科書の定番でした。私は、昭和27(1952)年、中2の音楽の授業で習いました。当時は物のない時代でしたから、楽器といってもせいぜいハーモニカ程度で、それも持っているのはクラスで数名でした。そんな時代ですから、音楽の授業で器楽演奏などは思いもよらず、することといったら先生のピアノに合わせてただひたすら斉唱することでした。そして、試験ではひとりひとりがピアノの横に立って先生の伴奏で歌うのです。その試験独唱曲にこの歌が選ばれたとき、先生が私だけに「原語で歌えるか」と言われました。幸いしっかり練習していましたから、即座に「はい、歌えます」と答え、よどみなく?歌いました。この一件でクラスの尊敬を勝ち得たような気分になったのを覚えています。