Scotland the Brave
勇敢なるスコットランド

作詞:クリフ・ハンリー/スコットランド民謡
訳詞と歌:三宅忠明/朗読:三宅将之


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

 非公式ですが、スコットランドの多くの人々は、この歌を自分たちの国歌だと考えています。事実、式典や公式行事のとき、必ずと言っていいくらい演奏・合唱されます。特に、スコットランドを代表する民族楽器バグパイプの演奏には欠かせません。スコットランドの素晴らしさを讃えつくす内容になっていますので、この歌をしっかり覚え、彼の地へ出かける機会がありましたら、どうぞ彼らの前で歌ってみてあげてください。一躍、人気者となり、彼らとの距離を縮めることは受け合いです。しかし、この曲も歌詞も作られたのはそれほど古いことではありません。19世紀末か20世紀の初頭のようです。最初、劇作家のロバート・ウィルソン(Robert Wilson)がクリフ・ハンリー(Cliff Hanley)に作詞を依 頼したとき、彼は25ポンドで版権を買うつもりでした。ところが、出来上がった詩を一読し、彼は黙ってハンリーに25ポンドを支払ったあと、「版権はずっと君が持っていたまえ。それまで私のものにしたら、君を騙したことになるから」と言ったそうです。心温まる、いいはなしですね。
 一方ユーモリストであったハンリーは、出来る限りスコットランドにまつわるcliché(決まり文句)をこの歌詞に取り入れることを試みました。以下にそれらのいくつかを抜き出しておきます。Brave「勇敢な、素晴らしい」、Hark!「聞け!いざ!」、Loudly and proudly「高らかに誇らしく」Glen.「(スコットランドの)谷、渓谷」、old highland men、oldは親しみを込めた表現、必ずしも年齢とは関係ありません。Towering in gallant fame「雄々しき名をもて聳え立て」、mountain hame「山の故郷」、Standards「軍旗」、 Gloriously wave「神々しくはためく」、misty highlands「霧深き高地」、Out by the purple islands「沖には紫の島々」、staunch「本物の」fair maiden's eyes「美しき乙女の瞳」、Yearning「熱望して」、tropic skies are beaming、一時期スコットランドからカリブ諸島に大勢の人々が移民しました。この歌詞の主人公もそのひとりかも知れませんね。Love sets the heart a-dreaming「愛が心に夢を見せる」、Longing and dreaming for the hameland again「再び帰郷出来ることを切望し夢見る」。
 しかし、この歌詞のハイライトは何と言っても、
Land of my high endeavor,
Land of the shining river,
Land of my heart forever,
Scotland the brave!
の部分でしょう。2行目はともかく、Land of my high endeavorには人間の崇高な行動と精神のすべてを含むようなendeavor「努力、行動、意志」の国、さらに続けて、Land of my heart forever「永遠にわが心のふるさ と」と歌っているのですから。