Carry Me Back to Old Virginny
懐かしのヴァージニア

作詞・作曲:J.ブランド/訳詞:三宅忠明


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

 フォスターを思わせるこの美しい旋律と歌詞はアフリカ系米国(黒)人のJ.ブランドというひとによって、1906年に作られました。そして1940年、ヴァージニア州の州歌に制定されます。日本でも「懐かしのヴァージニア」としてよく歌われました。高等学校の音楽教科書にも採用された時期があります。ところが、1997年になって、差別用語があるからとか、かつての奴隷制度を思い起こさせるからとかの異論が湧き起こり、新しい州歌が作られることになりました。しかし、10年近くたった今日までこれに代わる州歌はまだ出来ていないようです。
 少し語句の説明をしておきましょう。Virginny=Virginia, tatoes=potatoes、darkey=darky「アフリカ系アメリカ人(黒人)」(がかつて自分たちのことをよくこう呼びました)、long(動詞として)「熱望する」、massa,(黒人奴隷から見た白人の)「主人、旦那」(女性形は missis
 day after day「来る日も来る日も」(yellow) corn「トウモロコシ(がアメリカでは普通だけど、小麦の場合も考えられます)」、No place on earth do I love more sincerely 「――この世でより心から愛する土地はない」(名詞を否定する構文が面白いですね)、the state where I was born.「私が生まれた州」(whereは関係副詞)、wither and decay.「年取り死ぬ」(人間を植物に例えました)、pass away.「みまかる(死ぬ、の詩的な表現です)」bright and golden shore.「明るく金色に輝く岸辺(とは天国のことです)」、free from 「――から解放された、――がない」、we’ll never part no more.「けっして二度と別れることはない」(二重否定には、否定のみを強める用法があります)