Solomon Grundy
ソロモン・グランディー

イギリス伝承童謡
訳詞と歌:三宅忠明/朗読:三宅将之


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

 イギリス伝承童謡、マザー・グースの唄のひとつです。まず、ソロモン・グランディというネイミングから考えてみましょう。ソロモンとは古代イスラエルの賢王の名前です。現代でも、「とても賢い」という意味で、He is as wise as (King) Solomon.と言ったりしますね。かたや、グランディはとても庶民的な響きを持っています。What will Mrs Grundy say?は、「グランディおばさんは何と言うだろう」=「世間のひとはどう言うだろう」という意味になります。この対照的な組み合わせが面白いですね。
次に内容ですが、ソロモン・グランディは、月曜日に生まれ、火曜日に洗礼を受け、水曜日に結婚し、木曜日に病気になり、金曜日にそれが悪化し、土曜日に死に、日曜日に埋葬された、といっています。そんな馬鹿な、と思われるかも知れませんが、一週間も100年も悠久の宇宙から見れば大差はありません。人生はそれほど短く、はかないのだと受け取られるようにわざと構成したものですが、実情はそれぞれの曜日の年代がみな違っていたということです。とまれ、どうせ短い命だからと厭世的になったり自暴自棄になったりするひとはありませんね。短いからこそ、一瞬一瞬を大切に、有意義に生きなければならないと考える人が大部分でしょう。
 語句では、金曜日に出てくるworseに注意してください。比較級・最上級は単語のうしろにer、estをつけたり、前にmore、mostをおいて活用するのが普通ですが、badillworse、worstと不規則に活用します。これは、goodwellbetter、bestと活用するのに対応します。
もうひとつ、この唄は幼児に曜日の名前を覚えさせ、同時に正しい発音を教えるという役割りを持っています。dayは普通に発音すると〔dei〕「デイ」ですが、曜日の名前になったときは〔di〕「ディ」、つまりGrundy〔・・・di〕「グランディ」と韻を踏んでいるのです。