Loch Lomond
ロッホ・ローモンド

スコットランド民謡/訳詞と歌:三宅忠明
朗読:三宅将之


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まず、きいてみよう→
そして、よんでみよう!→

よくきいて
発音をまねしてみよう!!

うたうためにはまず聞き取ることが大事です。
なんども聞いて英語のリズムを覚えましょう!
耳でおぼえよう!

 Loch LomondLochはスコットランド方言でLakeのことですから、「ロッホローモンド」の意味は、「ローモンド湖」になります。ローモンド湖はスコットランド最大にしてその美しさでも知られる湖です。この歌のお陰で毎年何百万人という観光客を海外からスコットランドに呼び寄せているのです。起源は、18世紀半ばにカローデンの原で敗れ捕虜となってイングランドに連行されたスコットランドの兵士たちが、故郷のローモンド湖と恋人を懐かしんで歌ったのが始まりと言われています。いつ死刑の判決が下るかも知れない不安の中で、それでも何とかして脱出し、故郷に帰りたい、という思いが切々と伝わってきます。コーラス部分の、「君は高い道を行け、ぼくは低い道を行く」が、いろんな意味でこの歌のハイライトです。旋律が変わり、急に晴れやかな響きになります。意味については、さまざまな解釈があるようですが、最近イギリス人の同僚(グラマースクールはエジンバラ、大学はアメリカ、血は半分スコットランド人)から面白い話を聞きました。低い道とは平地の道、高い道とは山岳地帯の尾根、しかも傾斜のゆるやかなペナイン山脈ではなく、ウェールズから湖水地方を経由するルートだそうです。脱走しても行動をともにしていれば、捕まる危険性が増すわけですから、別行動を取ろうといっているのかと思ったら、いやこれは仲間同士意見が割れたのだということです。「ぼくが先に着く」は、死んでしまえば不可能なわけですから、自分は何としても生きて帰るぞ、という決意のほどがうかがえます。しかし、3番の傷心の様子から想像すると、恋人はもうこの世にいないのかも知れませんね。
 以上はやや独断的な見解ですが、一般的には、死刑を宣告されたスコットランドのジャコバイト党の兵士が、収容されたカーライルを訪ねてきた恋人と最後の別れを許され、そのとき交わした会話に基づいていると考えられています。この場合、低い道とは、これから自分が向かおうとしている死者の通う道、という意味です(『スコットランド文化事典』、914、2006)。生きて高い道を帰る彼女より、霊魂となった自分の方がスコットランドへは先に着く、というわけです。先に「晴れやかな」響きと言いましたが、この意味だったら、(恋人に会えた)「よろこびの」、ないし「いさぎよい」と言い換えるべきでしょう。いずれにしても、この歌を1746年のジャコバイトの反乱と結びつける解釈が生まれたのは、19世紀に入ってからのようですから、作られたストーリーかも知れませんね
 以下は語句の説明です。Lochは先に述べましたが、bonnie「(スコットランド方言で)美しい」、braes「(同)険しい小丘」me=I、my true love「心からの恋人」、Were ever want to gae=were always accustomed to go、want=wont、ye'll tak the high road =you will take the high road、 afore ye=before you、'Twas then that we parted=It was then that we parted、thenを強める強調構文です。glen「(スコットランド方言で)渓谷」、Ben Lomond「ローモンド山」BenMt.。ローモンド湖の東北に隣接する山、海抜973メートル。Highland「Highlands はスコットランドの高地地方でグラスゴーより北西地方を指します」、view=see、in the gloaming=in the evening twilight、wee birdie=small bird、waters「湖水」、broken heart「傷心の心」、kens=knows、Nae second Spring=No second Spring「来年の春は・・・ない」、the waeful=woeful「苦しむひとたち」、cease frae・・・=cease from・・・「・・・を止める」。